約束の歌と花束

緑色の自転車で あの坂道をのぼれば
もうすぐ君のもとへ届く
約束の歌と つぼみの花束抱えて

空に浮かんだ白い雲 眩しさのカケラたち
二人の間を照らし出す
ペダルを踏むたび 高鳴る鼓動をかんじて

窓の向こうで一人待つ そっと瞳を閉じて
サイクルベルに耳を澄ます
季節に合わせた よそ行きのシャツに着替えて

君の書く未来ノートに 僕の名前はあるかな
ちょっぴり心配してみたり
はじける笑顔に 変わらない明日をみつけて

優しい春の日差しに まぎれてしまいそうな
小さな小さな恋だから
合わせた手のひら 離れないようにつないで

乾いた風が 僕らを包んで 黄色い花が咲く

little love story

約束の歌と花束